まずは「ネットで靴を買える」ということを伝える--ECサイト「ロコンド.jp」の挑戦 - (page 2)

岩本有平(編集部)2011年02月16日 11時38分
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保田氏:靴と言えば浅草ということで、ジェイド設立当初はローラー作戦でプレゼンテーションをしていきました。しかし(実績もなく)信じてもらうのに苦労しました。とは言え、靴を含めたファッションアイテムがECで売れ始めているというところは誰もが気になっているところです。徐々に理解頂き、今では応援してもらっています。

 我々と彼らのベクトルは同じです。やりたいことは「定価で売る」ということ。我々は基本的に商品を買い取り、リスクを取ってフェアなビジネスをします。

  • オフィスに並んだロコンド.jpのケース

 実店舗で満たされないニーズを24時間365日ネットで提供していく、それに対して定価を払ってもらう。まずは「インターネットで靴を買える」ということを伝えないといけません。

--12月からプレローンチしていたということですが、返品率はどの程度だったのでしょうか? また1ユーザーあたりの単価はいくらくらいでしたか?

秋里氏:返品率の数字は公開できませんが、想定していた範囲内に収まっています。返品理由はさまざまですが、やはり一番多いのはサイズ違いです。価格帯は数千円から10万円程度までありますが、1万円前後がボリュームゾーンとなっています。

--たとえばZOZOTOWNなどは、独自に採寸し、ブランドやメーカーをまたいでサイズが分かるようにするといった試みを取り入れています。御社ではこういったことは考えていますか?

秋里氏:我々も靴のサイズ選びは重要だと考えています。現在いろいろと試行錯誤はしていますが、まずはユーザーの声を集めながら行動していきたいと考えています。

--靴の管理体制について教えてください。自社で倉庫を持っているのですか?

保田氏:埼玉県三郷市にあるヤマトグループの倉庫を利用しており、靴を撮影するスタジオも用意しています。コスト次第ですが、将来的には自社倉庫を持つ可能性もあります。

--今後の展開について教えてください。

秋里氏:現時点で約100ブランドを用意しています。2月からは春物の商品も入ってきますが、春には500ブランド程度まで拡大して「知っている靴のブランドで、買えないものはない」という状況になると思います。

 特に女性ものの靴は春と秋冬に購買の山があります。そのタイミングを狙って認知度向上を図っていきます。2月末からは大規模なテレビコマーシャルも展開します。黒字化してから行動するのではなく、最初からリスクマネーを入れて勝負をかけていきます。秋からは商品の横展開も拡大したいと考えています。

 また事業規模では3年で売上1000億円を目指します。まず今年度中には、日本のファッションECでナンバーワンの座を狙います。

 Zalandoのノウハウを持つRocket Internetの人間との交流を含め、グローバルな取り組みを進めています。積極的なリクルーティングを実施しており、3カ月で50人から120人規模の会社になっています。平均年齢は28~29歳。チャレンジを与えると思う存分に暴れ回ってくれる若い人間が集まっています。将来的には500名規模は目指したいと思います。

◇会見の様子はこちら
靴のECサイト「ロコンド.jp」が本格始動--顧客志向のサービスで“日本版Zappos”目指す

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