職場で直面している問題の解決策を、あなた自身で考えつけるという場合、その問題への対応はずっと容易になるはずだ。つまり、妥当だと考えられる解決策をいくつか提示すればよいわけである。上司は、そのうちの1つを実際に採用してくれるかもしれない。このようにすることで、あなたは問題を持ち込んでくるだけの人間ではなく、問題解決能力のある人間であると上司の目に映るはずだ。こういった考え方は筋道も通っている。仕事を与えすぎる上司は、怠け者であるということも往々にしてあるのだ。そういった上司に対して、あなたからの解決策を提示し、自ら考えなくても済むようにすることほど優れた戦略など他にあるだろうか?
筆者自身はこのティップスを常に実践しているわけではないものの、主張を聞き入れてもらいたいと思っている相手の微笑みに撃沈されたという経験は何度もある。映画「リストラ・マン(原題:Office Space)」を観たことのある人であれば、上司であるビル・ランバーグが「土曜日に出社してもらう必要がある」と言い渡す時の微笑みと言えば分かってもらえるはずだ。微笑みはマネージャーが「ほほぉ、面白い。筋道を立てて主張してきたようだが、ここはわたしのやり方で進めてもらうよ」という台詞を述べる際の流儀なのだ。このため、先手を取り、先に微笑みを浮かべるようにするのがよいというわけだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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