ニコンイメージングジャパンは2月9日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズに、3シリーズ8機種の新製品を発表した。暗所撮影に強い「夜撮りキレイテクノロジー」の搭載や、ペットモード、パノラマモードなどの撮影機能を備えたモデルを発売する。
発表されたのは、先進機能とデザイン性を追求したSシリーズ4機種、操作性を重視したLシリーズ2機種、多機能モデルのPシリーズ2機種となる。
Sシリーズは「COOLPIX S9100/S6100/S4100/S3100」を用意。上位モデルとなるS9100(店頭想定価格:4万円前後)は、有効画素1210万画素の裏面照射型CMOSセンサを搭載し、暗い場所での撮影をサポート。夜撮りキレイテクノロジーを進化させ、「夜景ポートレート」「逆光」「夜景」の3つのシーンモードに、自動連写を合成させることで、階調感のある低ノイズの暗所撮影ができるとしている。広角25mmから光学18倍ズームのNIKKORレンズを採用。1920×1080ピクセルのフルHD動画撮影も可能だ。
本体は電源ボタンを押してから、約1秒で起動する高速レスポンス機能を内蔵。ピント合わせは約0.16秒、シャッターボタンを押してから約0.25秒でシャッターを切れるなど、ストレスのない操作を提供する。
ボディサイズは高さ62mm×幅104.8mm×奥行き34.6mmで、重量は約214g(バッテリ、SDカード含む) 。
そのほか、有効画素数1600万で、光学7倍ズームを備えたS6100(同:2万8000円前後)、有効画素数1400万で光学5倍ズーム、タッチ式液晶を採用したS4100(同:2万円前後)、2.7型TFT液晶モニタを採用したS3100(同:1万7000円前後)をラインアップした。いずれも3月に発売する。
Lシリーズは、光学21倍ズームとサイドズームレバーを採用した「COOLPIX L120」と、エントリ機の「COOLPIX L23」をラインアップした。L120は、広角25mmから超望遠525mm相当(35mm判換算)の撮影画角を実現するNIKKORレンズを搭載。イメージセンサーシフト方式と電子式手ブレ補正機能を備え、超望遠時でもブレの少ない画像を撮影できるとしている。有効画素数は1410万。電源には単3形乾電池4本を使用する。店頭想定価格は3万3000円前後になる。
L23は、電源に単3形乾電池2本を使用するエントリー機だ。本体サイズは高さ59.9mm×幅96.7mm×奥行き29.3mmで、重量は約170g(バッテリ、SDカード含む) 。有効画素数は1010万。光学5倍ズームを備える。店頭想定価格は1万1000円前後。両機種ともに発売は2月下旬となる。
Pシリーズは開放F値1.8のレンズを搭載した「COOLPIX P300」と、光学36倍ズームを内蔵した「COOLPIX P500」を発表した。P300は、レンズ部は1枚で像面湾曲と球面収差を同時に補正する高屈折率レンズを採用することで、コンパクトボディを実現。有効画素数1220万画素の裏面照射型CMOSを搭載する。店頭想定価格は4万円前後。
P500は、光学36倍ズームを備えた超望遠モデルだ。撮像素子に裏面照射型CMOSを採用したほか、イメージセンサーシフト方式と電子式手ぶれ補正機能により、ブレを抑えた画像を撮影できるとしている。3型の液晶モニタにはハイアングル、ローアングルでの撮影に対応するチルト機構を採用している。店頭想定価格は5万円前後になる。
両機種ともに1920×1080ピクセルのフルHD動画撮影をサポート。「HD動画」機能を内蔵することで、撮影シーンの一部をスローにするなどの動画編集に対応する。
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