カヤックは1月31日、すれ違いざまに情報交換ができるiPhoneアプリ「EncountMe」をリリースした。無料でApp Storeからダウンロードできる。EncountMeは、アプリケーションからTwitterアカウントを利用してログインする。
EncountMeを使っている人とすれ違うと、Twitterで「○○さんとすれ違いました!」とお知らせが来たり、1日にすれ違った人をまとめてアプリ上で確認したりできる。
ユーザーは、自分の好きなものや趣味の情報などを「ノート」に登録しておき、すれ違った相手とノートの情報を相互に閲覧して楽しめる。「いいね!」を付けたり、コメントを付けたりできるが、すれ違った相手の回答を見るには、自分も同じ項目に回答する必要がある。
ノートには、「好きな食べ物」「一番使うiPhoneアプリ」など、あらかじめアプリに設定された質問をもとに登録できるほか、自由に項目を設定することも可能だ。
現在のところ、すれ違いを記録する人数の上限はなく、通信はBluetoothまたは携帯電話の基地局をもとに、半径3kmで「すれ違い」を検出するという。自宅付近など、人とすれ違って登録情報を知られたくないエリアでは、半径1kmの範囲ですれ違い機能をオフにすることができるほか、「ブロック機能」があり、すれ違った人をブロックして、情報を見せないように設定することも可能だ。
iOS 4以降のiPhone 3GSとiPhone 4では、アプリを起動していない間も、携帯の基地局が変わるタイミングで位置情報を送信。それ以外のiPhoneでは、アプリを起動中のみ位置情報を送信するとしている。Android版は検討中とのことだ。
なお、このアプリは英語版も同時リリースしているという。国内外の利用者層の拡大にあわせて、今後はよりすれ違いが楽しくなる「すれ違いランキング」などの機能増強や、店舗(法人)会員を募り、すれ違うと飲食料が割り引きになる「すれ違いクーポン」の発行、他のカヤックのアプリとの連携機能なども検討しているという。
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