情報処理推進機構(IPA)は1月27日、安全なアプリケーション開発技法を幅広く学習できる対話型ツール「AppGoat」を開発したと発表した。日本初という。同日からベクターのウェブサイト、1月28日からIPAのウェブサイトで公開される。
AppGoatは、IPAが運営している脆弱性届出制度や各種研究会などの知見を集約し、学習教材と演習環境をセットにし、脆弱性の検証手法から原理、影響、対策までを演習しながら学習できるという。脆弱性の種別や対策目的ごとに分類した28の学習テーマを用意し、脆弱性や対策方法について幅広く学習できるとしている。
演習問題として、ウェブアプリケーションのほかサーバアプリケーションやデスクトップアプリケーションなど7種類を用意、さまざまな分野の開発者や学生にとって有効に活用できるとしている。初心者でも理解しやすい内容になっており、実際の開発現場ですぐに活用できるようなソースコード修正などの演習も用意した。論理的な理解に加え、具体的な対策方法を学ぶことが可能だとしている。
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