Amazon Web Services(AWS)は、電子メール業界に狙いを定めている。
新たな「Amazon Simple Email Service(Amazon SES)」は、同社の既存のAWSツールと統合され、導入した企業が業務内で電子メールを管理しやすくなるよう設計されている。
AWSは米国時間1月25日、Amazon SESが「マーケティングおよびトランザクションに関するメッセージ」に的を絞っていると述べた。このプラットフォームは、社外への送信メッセージを精査してインターネットサービスプロバイダー(ISP)の基準を満たしていることを確認し、受信者のスパム用フォルダに振り分けられないにする。AWSはまた、通知システムも売りにしており、同システムが顧客へ「不達で戻るバウンスメール、送信試行の失敗と成功、スパム申し立て」を警告するという。
Amazon SESのユーザーは、データの最初の1Gバイトを無料で受信できる。さらに、Amazon.comのクラウドサービス「Amazon EC2」やアプリケーション管理サービス「AWS Elastic Beanstalk」を利用しているユーザーは、1日に2000件の電子メールを無料で送信できる。その後は、電子メール1000件につき10セントが課金される。また、この電子メールプラットフォームを通じて受信するデータ1Gバイトにつき10セントが課金される。電子メールで送信するデータの料金は、1カ月に利用するデータ量に応じて、1Gバイトにつき8セントから15セントまでとなっている。
Amazon SESは現在ベータ版だが、顧客はすでに登録可能になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス