オークションサイトの落札価格情報などを提供するオークファンが、3月にも法人向けの新サービスを提供する。
新サービスの名称は「Pricefan」。主要なモール型ECサイト、オークションサイト、価格比較サイトのデータをクロールし、価格検索、登録した自社商品と競合との価格比較、時系列での価格推移の閲覧、利益のシミュレーションといった機能を提供する。
オークファンでは、2008年より検索機能などを強化した月額498円のプレミアムプランを提供してきた。プレミアムプランは、オークションを利用する個人からリサイクルショップ事業者などの法人まで幅広い層のユーザーが居るという。
Pricefanは、ECサイト運営者やリサイクルショップ事業者などの法人をターゲットにしたサービス。同社が実施したアンケートによると、中古ショップを含めた小売業者は、売上向上に値決めが重要と意識しているという。しかし実際には時間や人件費の制約から、競合店舗の価格チェックなど、こまめな値決めができていないのが現状だ。
Pricefanはこういった一連の作業を自動化することで、店舗支援を行う。「ロイターやブルームバーグ(が提供する金融情報配信サービス)の小売り向け版、といったサービス。大手オークションサイトでも、新品がメインになっている場合があるなど、小売市場ではオークションとECの垣根があいまいになってきている。Pricefanではその垣根を越えていつどこで、いくらで売るのが最適かという情報を提供する」(オークファン)。
利用用途や規模に合わせて3つのプランを用意する。検索機能のみの「Plan ライト」は初期費用2万円、月額9800円。主要機能を利用でき、1000商品までの商品登録が可能な「Plan スタンダード」は初期費用5万円、月額2万9800円。最上位の「Plan ゴールド」は初期費用10万円、月額7万9800円。また店舗のニーズに合わせてカスタマイズにも対応していく予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス