日本通信は1月20日、050番号のモバイルIP電話サービスを1月28日に開始すると発表した。同日より申し込みを受け付けている。
今回開始するモバイルIP電話サービスは、日本通信が2010年12月24日に発売したAndroid搭載スマートフォン「IDEOS」(2万6800円)のオプションとして提供するもの。IDEOS用データ通信SIMの利用者が対象となる。対応端末は今後も拡充していく予定。
電話番号の上3けたには「050」が付与されるIP電話サービスであるため、例えば海外でもホテルや空港などWiFiが使用できる環境であれば、国内通話料金で日本にも電話をかけられるという。月額基本料は490円(15分間の通話を含む)、通話料は30秒あたり10円と、ほかの通信会社の半額近い金額で提供する。
決済には日本通信が開発したソフトウェア「bチャージ」を活用し、あらかじめチャージした金額から基本料と通話料を減算する。チャージ方法は、残高が基本料金(490円)未満の場合に自動で500円がチャージされる「オートチャージ」と、1000円単位から自身でチャージできる「追加チャージ」を用意した。
日本通信代表取締役社長の三田聖二氏によれば、050番号のモバイルIP電話サービスは「世界初」という。また三田氏は、同社の第3四半期(2010年10〜12月期)の業績が、2009年3月にNTTドコモとの相互接続を開始して以降、初めて黒字転換する見込みであることを挙げ、「今後もMVNOという事業がどれだけ素晴らしく経済効果があるビジネスモデルであるかを証明したい」とコメントした。
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