2010年に新たに登場もしくはブレイクしたサービスに加え、本連載で2010年に取り上げた「有望株」のウェブサービス6つについてもあわせて紹介しよう。日々の業務はもちろん定時後のコミュニケーションに至るまで、便利に活用できることまちがいなしだ。
オンラインでガントチャートを共有できる「ブラビオ・プロジェクト」。複数メンバーでタスクを割り振ったり、簡易的な掲示板機能を用いてメンバー間でやりとりできるので、ひとつのプロジェクトにまつわる情報を一元管理できる。クラウド上で動作するため、社内外を超えたプロジェクト管理に適している。無料版では5ユーザーまで対応する。
「Instapaper」は表示しているウェブページをキャッシュデータとして転送してオフラインでの購読を可能にする、いわゆる“あとで読む”系のサービス。ウェブブラウザにブックマークレットを登録して利用する。同等サービスの老舗としては「Read It Later」などがあるが、本サービスはいち早くiPadに対応したことで注目を集めた。
「Screencast-O-Matic」はデスクトップ上の操作の様子を録画することができる、いわゆるスクリーンキャストサービス。録画エリアを指定できるほか、マウスポインタやクリックの強調表示など、操作手順をわかりやすく見せるための機能を備えている。録画したムービーはYouTubeに投稿したり、AVIやFLV形式でダウンロードできるので、誰かにデスクトップ操作の様子を見せたい場合に便利。
Twitterの爆発的なブームで日常的に使われるようになった「bit.ly」などの短縮URLを、直接アクセスすることなく、オリジナルURLを画面上に表示してくれる「Know URL」。あわせてGoogleのセーフブラウジングによる簡易診断も受けられるので、短縮URLに仕掛けられた悪意のあるトラップにひっかかるのを未然に防いでくれる。
「ブクログ」はオンラインで読書履歴をつけられるサービス。読んだ本は表紙を並べた本棚ライクなビューで管理され、レートをつけたり感想が書ける。2009年に運営母体がpaperboy&co.に移ってからは多機能化と使い勝手の向上が図られ、読書履歴をはじめ読み物系も充実した読書の総合サービスへと変貌を遂げつつある。電子書籍作成、販売サイト「パブー」との連携にも注目。
飲み会やイベントのスケジュールをオンラインで調整できる「トントン」。タイムライン上に指定された候補日の中から都合のよい日時をマウスドラッグで塗りつぶす方式を採用している。類似サービスに比べてデザインが洗練されているほか操作性も直感的で、候補日や参加人数が多い場合も見やすく表示できる。携帯からも利用可能。
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