Robert Half Technologyによる調査レポート「Salary Guide 2011」が先日リリースされた。これを受け、本記事では、雇用者が求職者に対して望んでいるスキルセットについて具体的に紹介する。
IT関連の仕事に求められる具体的な要件というものは、業界や地域によって異なっているものの、上記のレポートによると、以下のようなスキルセットが一様に求められているという。
- プログラミング:特に.NETやJava、MySQL、PHP、Microsoft Silverlight、Flexの知識と、SharePointのようなポータル技術の知識が求められている。
- ビジネス感覚:このスキルセットに対するニーズは、数年前から衰えることなく持続している。具体的に言えば、より広範な経営目標を実現するうえで必要となるテクノロジの活用方法を理解しているだけでなく、そういったことを実現できるだけのマネジメントスキルを備えている人材に対するニーズが高いということだ。こういった人材は、どの企業も喉から手が出るほど欲しがっているのである。
- 専門技術への精通:数多くの企業が、既存の情報システムを最大限に活用するための方法や、昨年に頓挫していたイニシアチブを再開させる道を模索しているため、1つ、あるいは複数の主要ERP製品に精通している人材に対する需要が高くなっている。
- セキュリティ:多くの企業において、自社の情報を安全かつセキュアにしておくことのできる人材が求められている。
- インフラに対するサポート:企業ではOSをアップグレードする際に、主にプロジェクト単位で、専門のサポート担当者やPC技術者が雇用されている。
- ネットワーク関連:仮想化やクラウドコンピューティングといった技術を実装する企業では、サーバやソフトウェア、ネットワーク関連のスキルを併せ持ったITプロフェッショナルが求められている。
- 医療記録の電子化関連:全米のヘルスケア企業では、医療記録ソフトウェアのインストールやサポートに関する専門知識を有したITプロフェッショナルが必要とされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。