SAPジャパンは12月20日、「SAP Business All-in-One」ソリューション向けに、エンドユーザーの操作環境を向上させる「ユーザーエクスペリエンスソリューション」を発表した。同ソリューションは、「SAP NetWeaver Business Client」と、同日から提供される「ページビルダー機能」を組み合わせることで実現できる。
SAP Business All-in-Oneは、事前設定済みのエンドツーエンドのビジネスシナリオと、ビジネスインテリジェンスなどをパッケージ化した製品。今回発表された新ソリューションを導入することで、直感的、統合的かつ効率的なユーザーエクスペリエンスを実現できるとしている。
例えば、ユーザーは今まで異なるユーザーインターフェース(UI)を持つ複数のシステムに別々にアクセスする必要があったが、新ソリューションでは、SAPだけでなくSAP以外のアプリケーションも統合操作環境に取り込み、単一の作業環境で利用できる。また、販売、購買、会計、製造、財務、プロジェクト管理、人事、経営など、業務ロール(役割)ごとに、UIコンテンツが事前に設定されているため、さまざまなロールに対応したUIを容易に構築できるという。
また、新ソリューションには、拡張可能な事前定義済みのコンテンツが採用されており、パートナーはプログラミングを最小限に抑えながら、ユーザーエクスペリエンスを容易に拡張したり、パートナーの持つ専門知識をSAP Business All-in-Oneの一部として組み込むことが可能になるとしている。
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