カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とメディアドゥは12月20日、電子書籍コンテンツの調達とプライベートブランドコンテンツの開発に関する業務提携に合意したことを発表した。あわせてCCCがメディアドゥへ出資することも合意したという。
CCCはフランチャイズ展開するTSUTAYAでの書籍や雑誌販売をはじめ、「TSUTAYA online」でエンターテインメントコンテンツ全般のEコマースを展開している。また12月10日より、シャープとの合弁会社であるTSUTAYA GALAPAGOS運営の「TSUTAYA GALAPAGOS」にてシャープの「GALAPAGOS」向けに電子書籍の配信サービスを展開している。
一方のメディアドゥは自社開発のデジタルコンテンツ配信システムプラットフォーム「コンテンツアグリケーションシステム(CAS)」を軸に、コンテンツ配信サービス事業者向けにサービス展開をするベンチャー企業。CASはNTTドコモの「ドコモマーケットブックストア」やソフトバンクモバイルが開始予定の「ソフトバンク ブックストア」の電子書籍配信システムに採用されている。
CCCはすでに富士山マガジンサービスとの業務提携を発表しているが、メディアドゥとの提携により、コンテンツ供給力の拡大を見込む。またメディアドゥも今回の提携により、電子書籍コンテンツの販路を拡大し更なる事業成長を見込む。
加えて、出版社と協力してTSUTAYAのプライベートブランド(PB)でのコンテンツ開発を手掛けるとしている。CCCではこれまでに、パッケージコンテンツとして韓国テレビドラマのPBタイトルの調達や過去の名作の復刻などを手掛けてきた。これを電子書籍の分野でも展開していくとしている。
なお、CCCと提携するデジタルガレージも12月15日、メディアドゥへの出資を発表している。
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