米連邦捜査局(FBI)は米国時間12月16日、インサイダー取引捜査で4人を逮捕した。FBIによると、米政府は、Primary Global Research幹部のJames Fleishman容疑者が、株式公開企業のAMD、Flextronics、Dell、およびTSMCにそれぞれ雇用された4人のコンサルタントを利用して機密情報を提供していたと訴えているという。そんな中、投資家らが最も望んでいたのは、契約機器メーカーFlextronicsを介して得られるAppleの計画に関する詳細情報だった。FlextronicsのWalter Shimoon容疑者は、製造契約を結んでいた関係から、Appleの企業秘密をつかんでいた。Flextronicsは、Appleにカメラモジュールを提供していた。
Associated Pressは、販売予測、新しい「iPhone」の機能、「K48」として知られていたプロジェクト(後の「iPad」)を含むAppleの企業秘密が、Primary Global Researchのクライアントに流れていた様子が米政府の訴状に詳細に記されていると述べている。
米ZDNetが訴状に目を通したところ、Shimoon容疑者は以下の情報を知っていたことが分かった。
Appleの機密情報を得たいと切望する人々が多かったことは、驚くに値しない。以下のグラフは、この2年間の同社株価の変動を示している。
FBIの声明には、Flextronicsの従業員であるShimoon容疑者が、Apple製品の詳細情報をPrimary Globalに漏えいしていたと記されている。Shimoon容疑者は、機密保持契約を締結していたが、2008年1月から6月の間のPrimary Global Researchとの一連の電話で、発売予定の「iPhone」と販売予測について詳細に語っていた。Shimoon容疑者がコンサルティング料として受け取ったのはわずか2万2000ドルであった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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