TIMEは、26歳のFacebook創業者であるMark Zuckerberg氏を「Person of the Year」(今年の人)に選出した。これは「良くも悪くも(中略)その年の出来事に最も大きな影響を与えた」人物に贈られる。
政治的に混乱し、広範囲に影響を及ぼす活動によって非難を浴びた複数の人物が登場した2010年にZuckerberg氏が選出され、予想外の結果となった。例えば、TIME読者による人気投票で選ばれたのは、論争を巻き起こしたWikiLeaksの創設者Julian Assange氏であった。その他に、国内の政治家、国際的テロリスト、社会的な関心を集めた政治活動のリーダーも候補として挙げられていた。
しかし、最終的にはZuckerberg氏が2010年のPerson of the Yearに輝いた。シリコンバレーにおけるイノベーションの新世代としての目覚しい勢いと、ウェブおよびデジタルメディアによってわれわれのコミュニケーション方法を大きく変化させたことがその理由だ。
TIMEの編集者であるRichard Stengel氏は、選考理由を説明する論説で、「われわれが生活において、互いや組織とつながる方法は進化している。権威に対する信用が薄れ、権力の分散が進むと同時に、おそらくは互いに対する信頼が強まっている。個人情報に対するわれわれの感覚がより貴重なものとなり、プライバシーに対する意識が高まっている。かつては内密であると考えられていたものが、キー入力によって膨大な数の人々の間で共有されるようになった」と記した。「FacebookのMark Zuckerberg氏は、世界中の誰よりもこれらの変化の中心にいる」(Stengel氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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