ディスカウント情報をデイリーで提供するLivingSocialは米国時間12月2日午後、Eコマース大手のAmazon.comから1億7500万ドルの出資を得たことを発表した。今回の出資は、LivingSocialの最大の競合であるGrouponに対してGoogleが数十億ドル規模の買収を行うのではと報じられている最中に発表された。
さらに、LivingSocialの新たな資金調達ラウンドには、Lightspeed Venture Partnersからの800万ドルも加わることが明らかになっている
LivingSocialは、「売上額として現在、1日平均100万ドル以上を計上しており、2011年には5億ドル以上計上すると予想されている」と述べ、今回得た資金は、米国および海外で事業を迅速に拡大するために必要と説明している。
Amazonは今回の出資により、地域ビジネスおよびディスカウントという最も注目されるEコマース分野の1つにおいて、企業に出資する機会を得たことになる。現在、これまでEコマース事業において(特に直販で)大きなプレーヤーではなかったGoogleがシェアを急速に獲得する可能性が考えられている。Amazonは、全米規模の商活動を展開することにこれまで注力しており、「地域的」な商品の提供は少ない。ただし、今回の発表は、買収ではなく出資であることから、LivingSocialがAmazonの地域販売計画にどのように組み込まれているかは不明である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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