Space Exploration Technologies(SpaceX)は米国時間11月22日、民間の宇宙船としては初めて、大気圏再突入の許可を米連邦航空局(FAA)から得たと発表した。同社は12月7日に無人の「Dragon」宇宙船を低軌道に向けて打ち上げる予定だ。FAAから再突入の許可を受けたことで、数時間後に宇宙船を帰還させて太平洋に着水させ、回収できる。
FAAによれば、SpaceXは最終的に、米航空宇宙局(NASA)と共同で、国際宇宙ステーション(ISS)に物資や人員を運ぶ商用飛行を提供するつもりだという。NASAのスペースシャトルは2011年初めに退役する計画になっている。
NASAのアドミニストレーターCharlie Bolden氏は声明の中で「NASAはSpaceXの今回の打ち上げがあらゆる点で成功することを望んでいる」と述べた。
DragonはSpaceXの「Falcon 9」ロケットによって打ち上げられる。これはNASAの商用軌道輸送サービス(Commercial Orbital Transportation Services:COTS)プログラムにおける初めての飛行になる。SpaceXは、ISSとのあいだの物資輸送に少なくとも12回の飛行を行うと見込んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」