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Facebook、新メッセージサービスを発表--「Social Inbox」などを採用へ

文:Caroline McCarthy(CNET News) 翻訳校正:編集部2010年11月16日 08時48分
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 サンフランシスコ発--「モダンなメッセージングシステムが電子メールになるとは考えていない」。Facebookの最高経営責任者を務めるMark Zuckerberg氏は米国時間11月15日、期待されていた同社メッセージングシステムの改修を記者会見で発表する際、このように述べた。この新しいメッセージングシステムは「Gmailキラー」になると専門家は予測していた。

 しかし、電子メール製品を発表することだけでは、これまでに登場し、また、全世界の何億という人々によって使われているデジタルコミュニケーション手段全てを考慮することはできないだろう、とZuckerberg氏は主張した。Zuckerberg氏は、着想を得たきっかけについて、複数の高校生との会話だったと述べた。高校生らは、電子メールが「あまりにも遅く」そして「あまりにもフォーマル」という理由から、テキストメッセージングやFacebookメッセージを代わりに使っていることを強調したという。

 このような理由から、Facebookは統一的なメッセージングシステムを発表した。Zuckerberg氏によると、同システムの開発期間は15カ月だという。このシステムは、Facebookだけでなく他のプラットフォームからも横断的に複数のコミュニケーションチャネルを引き込み、より高速で短いリアルタイム形式のメッセージングをFacebookが既に持つメッセージングサービスとチャットクライアントとともに可能にする。Facebookメッセージングとチャットは、全世界で5億人以上いるFacebookのアクティブユーザーのうち、3億5000万が利用しており、1日あたり40億件のメッセージが送信されている。

Andrew Bosworth氏 Andrew Bosworth氏
提供:Screenshot by CNET

 Zuckerberg氏は、「それは、電子メールではない。それは、電子メールに加えてFacebookメッセージとFacebook IM、他のIMやSMS、そして、ユーザーがコミュニケーションで使いたいと考える他の異なる方法も処理する」と説明した。「ユーザーはFacebook.comという電子メールアドレスを持つことが可能になるというのは、事実だ。しかし、それは電子メールではない」(Zuckerberg氏)

 この製品が提供するのは、Facebookメッセージ、電子メール、さまざまなクライアントからのインスタントメッセージ、テキストメッセージなどの異なる形式のコミュニケーションにおける「シームレスなメッセージング」、任意の2人のFacebookユーザー間で交わされた会話でまとめられた履歴、さらに、メッセージに対して優先順位付けをする「Social Inbox」になる。この最後の機能は、Googleが過去数カ月間テストしているGmailの「Priority Inbox」と似ている。

 Facebookでこのプロジェクトを率いたエンジニアのAndrew Bosworth氏は、「ユーザーは、共有したいと思う方法で共有すべき」と述べた。「もし、あなたが電子メールをわたしに送付したいと思うなら、わたしはFacebookでそれを読みたいと思う。そして、それは可能だ。もし、あなたがチャットをわたしとしたいと思うなら、わたしはFacebook Messagesでそれを受信したいと思う。そして、それも可能だ」(Bosworth氏)。現時点では音声チャットは含まれていない。しかし、Zuckerberg氏は、同オプションが利用可能になるのは需要次第と述べた。

 「Social Inbox」は、メッセージの優先順位付けを会話履歴や進行形のやり取りの受け取り先に基づいて実行しており、スパムもフィルタリングする。また、Facebookユーザーは、Facebook.comアドレスでメッセージを受け取るだけにするためのオプションも与えられる予定だ。同アドレスは、Facebookユーザー名に基づくことになる。

 Facebookメッセージングの改修は、8月の「Facebook Places」から「Groups」の改修まで続いたFacebookの製品リリースおよび修正の最後を締めくくるものとなる。しかし、今回の改修がFacebookユーザーベースに行き渡るには時間が多少かかる予定だ。現在は招待制であり、今後数カ月にわたって順次公開されるという。

Mark Zuckerberg氏 Mark Zuckerberg氏
提供:Rafe Needleman/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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