Facebookは米国時間10月29日、データブローカーがユーザーIDをアプリケーション開発者から買っていたという事実があったことを開発者ブログへの投稿で明らかにした。The Wall Street Journalは10月、複数のFacebookアプリケーションが広告企業やデータ企業など少なくとも25社にユーザーIDを送っていたことを報じていた。
ユーザーIDは、ユーザー名やアプリケーションユーザーの友達を調べるために使われたりする。Facebookは、同IDを売却していた開発者に対して、6か月間Facebookのコミュニケーションチャンネルへのアクセスを停止し、FaceBookの方針への準拠を裏付けるため、今後のデータ監査方針についての提出を求める。該当する開発者は12社より少なく、ほとんどが小規模で、FaceBookプラットフォームで上位10のアプリの開発者は含まれないとしている。また、FaceBookは、プライベートなユーザーデータが売却された形跡はなく、ユーザーIDを渡してもプライベートなデータへのアクセスを与えることにはならないと述べている。
Facebookは、ユーザー情報を今回購入したデータブローカーを明らかにはしなかったが、以前ユーザーIDを受け取ったサンフランシスコのデータブローカーRapleafについては、所有するユーザーID情報をすべて削除しFacebookでの活動を一切行わないことで合意していると述べている。ブログでは、Rapleafが今回ユーザーIDを購入していたデータブローカーかどうかは具体的に示されていない。この件についてRapleafの広報担当にコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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