イー・モバイルは10月28日、下り最大42Mbpsのデータ通信サービスを11月19日より提供開始すると発表した。国際標準規格のDC-HSDPAを導入したもの。今回の高速データ通信サービスの提供に合わせ新ブランド「EMOBILE G4」を発表。G4は、「Global」(世界150カ国以上で採用のHSPA規格」と「Growth」(高速ネットワークの成長)、「Generation」(モバイルブロードバンドの新たな展開)を意味する3つのGと、イー・モバイルの「第4の進化」をわかりやすくしたものと説明した。
秋葉原や新宿など、混雑したエリアで速度比較をした結果、従来の7.2Mbpsと比較して3〜5倍の高速化を実現したとしている。
料金は、2年単位の契約となる「にねんS」、データ通信量の上限が5Gバイトの料金プラン「G4データプランB」の場合で、月額4480円。これは現行の下り最大21Mbps対応プランと同じ料金だ。今回の新プランに伴い、従来の21Mbpsデータ通信対応サービスプランは11月18日で提供を終了し、EMOBILE G4の最大42Mbps対応料金プランに自動移行する。
現行の21Mbps対応プランを契約している場合、料金プランの変更手続きなしで下り最大42Mbpsデータ通信サービスを利用できるが、42Mbpsで通信するには別途対応端末が必要になる。
EMOBILE G4対応の製品第1弾として、下り最大42Mbpsデータ通信サービスに対応した「D41HW」(Huawei製)を11月19日より発売する。USBモデムタイプの端末で、2007年に発売されたD01HWと比較して、80%程度の大きさという。イー・モバイルオンラインストア価格は、料金プランがベーシックの場合で4万1580円、にねんSの場合で1万9980円。
対応エリアは、関東、東海、関西、北海道、九州の一部の主要31都市から提供を開始し、2011年3月末までに人口カバー率約40〜50%のエリアでの提供を目指すとしている。
このほか、代表取締役会長の千本倖生氏とHTC Nipponの代表取締役社長デビッド・コウ氏が登壇し、Android搭載のスマートフォン「HTC Aria」を冬にも投入すると発表した。2008年に発売した「Touch Diamond(S21HT)」以来のスマートフォンとなる。OSのバージョンなど詳細は発表されておらず、後日発表するとしている。
デビッド・コウ氏は、「HTC Ariaは、欧州、北米など20カ国で発売し、好評を得ている。Aria(アリア)というネーミングはどこからきたか。イタリア語で空気という意味で、人間になくてはならないもの。同時に英語ではメロディという意味になりオペラのソロという大切な一部になる。古いラテン語では妖精。小さくてパワフル。Android端末の中ではもっとも小さなサイズの部類で、コンパクトだがスピード感がある」と語った。
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