「Find Big Mail」は、ウェブメールサービス「Gmail」内のメールをスキャンし、ディスクスペースを占有している巨大なメールを探し出してくれるサービスだ。ディスクスペースを占有している巨大なメールを、容量ごとに3つのレベルに分けてリスト化してくれる。それらを参考にメールを手動削除することにより、手狭になったディスク容量を効率的に増やすことができる。
Gmailは言わずと知れたGoogleが提供するウェブメールで、本稿執筆時点ではおよそ7Gバイト程度のディスク容量が無料で提供されている。足りなくなったディスク容量は別途追加購入することも可能だが、なるべくであれば無料の範囲で済ませたいと思う人も多いだろう。そのような場合に本サービスを利用すれば、ディスクスペースを占有している添付ファイル付きの巨大なメールを探し出し、効率的に整理することで、手軽にディスク容量の空きを増やせるというわけだ。
使い方は簡単で、サイトにアクセスしてGmailのメールアドレスを入力し「CLICK HERE」ボタンを押すだけ。認証画面を経てスキャンが開始され、終了すると容量の大きなメールにラベルがつけられ、同時にレポートがメールで届く。ユーザーはこのラベルおよびレポートをもとに、どのメールを残すのか、残さないのかを決めるというわけだ。
メールにつけられるラベルは容量別に3段階に分かれている。1〜5Mバイトのメールには「My Big Mail」、5〜20Mバイトのメールには「My Really Big Mail」、20Mバイト以上のメールには「My Ultra Big Mail」というラベルがつけられ、それぞれのラベルごとにどのくらいの容量を占めているのかがレポートに表示される。
ちなみに筆者の場合、利用している容量は3646Mバイト。そのうち、通数にしてわずか6.1%のメールが、全体の容量の66.9%を占めていることが分かった。これから先ディスク容量が足りなくなることがあれば、これらのメールを優先的に削除していけば、無料のまま使い続けられるというわけだ。
リストアップされたメールは即削除されるわけではなくラベルがつけられるだけなので、あとから見直すのも容易なほか、解除や一括削除にあたってはGmailの操作ルールがそのまま使えるのも便利だ。なお、利用にあたっては外部サービスにGmailとの連携をいったん許可することになるため、利用後はGoogleアカウントの個人情報設定画面にある「認証済みのウェブサイトを変更」で、一覧から「findbigmail.com」がなくなっていることを確認しておこう。
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