Mozilla Corporationは米国時間10月14日、Gary Kovacs氏が最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。
Sybaseでシニアバイスプレジデントを務めた経歴をもつKovacs氏は、11月8日付けでCEOに就任する予定だ。Mozillaは、同氏が「組織およびウェブブラウザ『Firefox』の、全体の方向性を指導」する責任を担うことになると、人事を発表したブログに記している。
Mozillaは11月から「世界中で一連のイベント」を開催する予定となっていることから、関係者はそこで新CEOと会う機会が持てることになる。
Kovacs氏はSybaseで働いた以外にも、Adobe Systemsのモバイルアンドデバイス部門ゼネラルマネージャーおよびバイスプレジデントを務めたほか、Macromediaでは製品マーケティング部門のバイスプレジデントも務めていた。また、IBMのグローバルソフトウェア部門で10年間働いていた。
Mozillaはしばらく前から、新しいCEOを求めて人事を進めていた。
Mozilla会長のMitchell Baker氏は5月に、現CEOのJohn Lilly氏が2010年中に辞任することを明らかにした。それ以来、後任のCEOにふさわしい人物を探していた同社が見出したのがKovacs氏だった。Lilly氏はKovacs氏のCEO就任後もMozillaの取締役会に留まると見られる。
Lilly氏は自身のブログでKovacs氏を紹介し、新CEOは「将来のオープンウェブであるモバイルとリッチメディアを決定づけるであろう戦いの場での深い経験を持っている」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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