モバイルブラウザメーカーOperaは米国時間10月5日、モバイル広告分野への進出を発表した。Operaの新しい「Open Mobile Ad Exchange」サービスはクラウドベースの広告プラットフォームで、パブリッシャーは同サービスと連携してモバイルプラウザ用のページに広告を配置可能になる。
Operaはまず、「Opera Mini」ブラウザ上のページを広告対象としているが、そのほかのモバイルブラウザに対しても同社広告サービスを展開したい意向だ。Open Mobile Ad Exchangeは、同サービスと連携するウェブページにJavaScriptを埋めこむことで機能する。しかし、この広告はOperaブラウザのインターフェース自体には表示されず、単なるページコンテンツとして扱われる。Operaは、同サービスが広告主、代理店、その他の広告ネットワークに開かれているため、これをある種の広告網のネットワークと呼んでいる。
Operaによると、Opera Miniのユーザー数は6650万人に達しているという。
このOperaの広告イニシアチブによって、同社は初めて広告分野へ進出することになる。しかし、Operaは1月にモバイル広告企業のAdMarvelを買収しているため、この動きは驚きではない。
Operaの共同創業者のJon von Tetzchner氏は米CNETに対し、Opera Miniで広告が表示されることで消費者がどのような反応を示すかについて、「みなさんが広告枠として見なれた場所に広告が表示される」と述べ、このプロジェクトのゴールは、広告パブリッシャーがページビューで利益を上げる支援をすることにあると付け加えた。
Open Mobile Ad Exchangeサービスに関する詳細はこちらで説明されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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