未来予想は9月24日、同社が実施した「起業家の資金調達に対する意識調査」の結果を発表した。
調査によると、会社を成長させるための資金調達については、間接金融である「銀行借入」を希望する起業家が39%と最も多い一方、「エンジェルからの出資」の15%、「ベンチャーキャピタルからの出資」の15%、「パートナー企業からの出資」の14%を合わせ、全体の44%が、直接金融での資金調達を希望していることがわかった。「資金調達してまで成長させたくない」という起業家も17%存在する。
直接金融を希望する年代別では、40代が49%と最も高く、30代は、銀行借入が45%を占めた。20代においては、パートナー企業からの出資を希望する割合が高い傾向にあるという。また、直接金融を希望する男性起業家が44%であったのに対し、女性起業家では50%となった。未来予想では、40歳前後のアラフォー起業家と女性起業家は、直接金融に積極的であると分析している。
さらに、上場志向のない起業家は、直接金融による資金調達の希望が41%であるのに対し、上場志向のある起業家は68%と高い傾向にあり、時期や機会があれば上場を検討したい起業家も、66%が直接金融を希望。未来予想では、ベンチャー企業の資金調達では、直接金融の方が間接金融よりも調達できる金額が大きいため、上場志向が強い起業家ほど、直接金融による資金調達を希望すると分析している。
調査は、7月22日〜8月18日に、経営支援ポータルサイト「MiraiZ.bz」に会員登録する、20代から70代の起業家を対象にしたもの。有効回答数は344件。
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