HOYA PENTAXイメージング・システム事業部は9月21日、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-5」を10月下旬から発売すると発表した。
PENTAX K-5は、2009年6月に発売した「PENTAX K-7」をベースにしたもの。新たにフルHD(1920×1080ピクセル)サイズで25fpsの動画撮影が可能になった。撮像素子には高速で低ノイズの新型CMOSイメージセンサを採用。中判デジタルカメラ「PENTAX 645D」と同等の高性能、高速を誇る画像処理エンジン「PRIME II」との組み合わせで高い解像感と階調豊かな色再現性を実現したとしている。有効は約1628万画素、最高1秒間で約7コマ、連続30コマ(JPEG撮影時)の高速連続撮影が可能だ。
約100%視野率の光学ファインダを搭載したほか、AF測距用の光学系を一新することでAF性能を強化し、最新の11点ワイドAFセンサ「SAFOX IX +a」(中央部9点はクロスタイプ)を採用している。
外装には軽量で堅牢なマグネシウム合金、シャーシには剛性の高いステンレス合金を採用。77カ所にシーリングを施した防塵・防滴構造やマイナス10度までの動作を保証する耐寒性能、10万回の作動に耐える最高速度1/8000秒のシャッター機構などを備え、機動性に優れた小型で堅牢なボディも特長のひとつだ。
価格はオープンで、市場想定価格はPENTAX K-5ボディ単体が14万円程度、ボディとレンズ「smc PENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6ED AL WR」をセットにした「PENTAX K-5 18-55WRレンズキット」は15万円台半ば。発売は10月下旬だ。このほか、「smc PENTAX-DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」をセットにした「PENTAX K-5 18-135 レンズキット」は19万円程度で、11月中旬より発売予定だ。
smc PENTAX-DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF]DC WRは、新たに登場したデジタル一眼レフカメラ専用交換レンズで、7.5倍の高いズーム倍率に加え、簡易防滴構造やレンズ内モータによるなめらかなオートフォーカス機構を採用したという。発売は11月中旬で、市場想定価格は6万円程度。
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