Sun MicrosystemsをOracleに売却した元最高経営責任者(CEO)のJonathan Schwartz氏は、今のところPicture of Healthと呼ばれている新興企業で、再び会社経営に乗り出す。
Schwartz氏は、同社の事業内容について多くを語ろうとせず、米国時間9月9日に投稿した個人ブログでも、「技術革新と公衆衛生が交わる分野に力を注ぐ」という以外に詳しいことはほとんど述べていない。
Picture of Healthの最高技術責任者(CTO)を務めるWalter Smith氏も、同社の共同設立者として名を連ねている。同氏は、もっとも最近ではJackson Fish Marketというウェブデザイン会社の設立に携わっているが、以前はMicrosoftで「Windows」「Internet Explorer」およびMSNに関わっており、Appleで「Newton OS」に取り組んでいたこともある。
Schwartz氏はNew York Timesとのインタビューで、Picture of Healthという社名は仮称に過ぎないと述べている。どうやら最初の仮称でもないらしく、LinkedInでは社名がInformed Biometryと表示されている。
LinkedInのページには、計画についてもう少し詳しく書かれている。「Informed Biometryはイノベーション企業で、生活に役立つ物を発明する。現在、一般消費者向けの製品を開発中だ。これらの製品によって人々の生活が改善されると期待している」
同社は、シアトルとサンフランシスコに拠点を置き、少なくともこれまでのところはベンチャー投資家を必要としていない。
「資金は十分にある。従業員が100%所有する企業であることも非常に誇りに思う」とサイトには書かれている。
略歴紹介ページで「データ大好き人間であることを自認する」Schwartz氏は、Digital EquipmentやSun Microsystemsといった今はなき企業にかつては息づき、現在はGoogleが最もよく体現している技術文化を再び生み出したいと考えているようだ。
Schwart氏はTwitterに「人材募集中(数学の専門家優遇)」と投稿している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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