Research In Motion(RIM)が、「BlackBerry」の電子メールとメッセージングサービスがインド国内で使用禁止になる事態を回避したと、米国時間8月30日に報じられた。インド政府は8月、RIMに対し、インド国内のBlackBerryユーザーの通信を政府が監視できるようにする方法を8月末までに提案することを求めていた。
インド政府はRIMの提案を評価するあいだ、少なくとも60日間は同社のサービスを停止しないと述べている。この提案には、RIMのサーバの1つをインドに置くことが含まれている可能性が高い。「このようなサービスのすべてをインド国内に置かれたサーバから提供することの実行可能性を、電気通信局(Department of Telecommunications)が調査することになった」。内務省の広報担当者Onkar Kedia氏は声明でこのように述べた。
RIMは、サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの国でも、サービス禁止の可能性に直面してきた。サウジアラビアでは、やはりサーバを同国内に置いて当局が通信を監視できるようにする契約を結ぶことで、禁止を回避したと伝えられている。
RIMは、中核的なセキュリティ機能については妥協しておらず、いかなる国とも特別な契約は結んでいないと主張している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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