日本セーフネットは8月23日、WindowsクライアントPCに対応したディスク暗号化ソフト「ProtectDrive 9.2」および、Windows Serverに対応した「ProtectDrive for Servers 9.2」の販売を開始した。それぞれ、64ビット版Windows 7やWindows Server 2008 R2などの最新OSにも対応する。
ProtectDriveは、ディスク上のデータを暗号化し、盗難や紛失の際のデータ漏洩を防止するソフトウェア。内蔵ディスク以外に、USBフラッシュメモリ、USB接続外付けHDDの暗号化も可能だ。また、専用管理サーバが不要で、Windowsのアプリケーションとしてインストールし、設定ツールから、ディスク暗号化などに関する各種設定を行える。また、大規模組織での一括集中管理や設定が可能な、Active Directoryを使用した設定配信機能も用意されているという。
また、Windowsが起動しなくなった場合、CD-ROMからWindows PE(Windows Preinstallation Environment)を起動して、暗号化されたドライブから任意のファイルを取り出すツールや、CDやDVDから起動して、暗号化されたドライブ全体を復号化するツールなど、各種リカバリツールが標準で付属する。ネットワークにつながらない環境でも、これらのリカバリツールが利用できるという。
ProtectDrive for Servers 9.2は、ハードウェア方式のRAIDもサポートする。Windows起動前にProtectDriveのログイン認証画面(プリブート認証)を表示し、適切な方法で認証された場合にのみ、暗号化されたディスクからWindowsを起動するという。
ProtectDrive 9.2の対応OSは、Windows XP HomeおよびProfessional(SP3)、Windows Vista(32/64bit)SP2、Windows 7(32/64bit)で、1ライセンスの税別希望小売価格は1万9000円。ProtectDrive for Servers 9.2の対応OSは、Windows Server 2003 R2(SP2)、Windows Server 2008 R2で、1ライセンスの税別希望小売価格は12万円。いずれも年間保守料が別途必要となる。
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