真のリーダーになるための5つのヒント

文:John McKee 翻訳校正:石橋啓一郎2010年08月04日 07時30分

 業績を改善しながら、同時に使うリソースも減らすのは、ビジネス活動における最大の課題の1つかもしれない。わたしは憤懣(ふんまん)の溜まったリーダーやマネージャーから、物事は悪くなっていくばかりだという話を日常的に聞いている。しかし、諦めてしまう前に、以下のリストを読んでみて欲しい。

1.ミーティングでは先方のオフィスに行く

 他人のオフィスを離れる方が、自分のオフィスから人に出て行ってもらうよりもずっと簡単であり、ミーティング後に時間を無駄にせずに済む。このアプローチは、あなたが活動的であるということを見せ、あなたの認知度を上げる効果もあるし、ついでに何かを学べる可能性もある。

2.できる限り頻繁に、ユーザーやクライアント、顧客と会う

 これには時間がかかるが、自分の組織のサービスを受けた立場の人から直接聞いたことは、驚きや刺激に満ちている。部下の感情を傷つけることを心配するのであれば、その部下を連れて行ってもいいが、主に自分が質問や話をするということをはっきりさせること。

3.仮眠する

 Pew Researchの最新の調査によれば、日中に20分間の仮眠をするだけで、気分や注意力、実績を向上させる。次にコーヒーやドリンク剤に手が伸びる機会があったら、まずこれを試してみるといいだろう。テンピュール製寝具を販売するTempur-Pedicの健康アドバイザーであるわたしは、多くの人が睡眠の恩恵を過小評価していることを知っている。睡眠は状況を大きく変える力を持っている。

4.部下にてきぱきとした行動を求める

 ミーティングでは、あなたの時間が貴重だと理解している人を評価するということを明確にしておくこと。ミーティングが効果的かつ効率的なものになるように、参加者にはてきぱきして、簡潔で、注意力を保った状態でいてもらわなくてはならない。逆に、誰かが時間を無駄にしているようなら、そう指摘すべきだ。あまり厳しくし過ぎる必要はないが、素晴らしいリーダーは、周りの人間にニーズと目的をはっきりと意識させるものだ。

5.スマートフォンをより賢く使う

 もし携帯電話の録音機能を普段使っていないのなら、すぐに使い始めた方がいい。われわれはみな、何かを思いつく瞬間があることを知っており、それが起こったときには、最大限に活用する必要がある。後から使えるように、口述記録を取る機会を逃さないようにすべきだ。後から思い出そうとするのはもどかしいものだし、アイデアが失われる可能性もある。別の方法として、オフィスに電話をして自分自身に留守番電話メッセージをを残すというやり方もある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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