日経広告研究所と日本経済研究センターは7月15日、2010年度(2010年4月〜2011年3月)の広告費見通しの上方修正を発表した。前年度比4.0%減から同6.2%増になるとしており、3年ぶりのプラス成長となる。
3年ぶりのプラス成長の要因として「景気の回復基調を反映」と両社は分析。だが、2008年リーマンショックでの大幅な落ち込みからは依然として立ち直っておらず、ピーク時の2007年度下期の水準には及んでいない状態という。
媒体別では、テレビが6.9%増(2009年度は9.3%減)、新聞が1.2%増(同16.2%減)とテレビと新聞は回復すると予想。一方で雑誌は2.9%減(同27.3%減)、ラジオも2.6%減(同14.9%減)と両媒体ともに低迷が続くとしている。
2009年度が6.1%増と1ケタ成長だったネットは、2010年度上期が9.0%増、下期が24.1%増とし、年間で17.3%増と2ケタ成長に戻ると予測している。
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