自分だけの地図が作れる「ロケタッチ」--ライブドアから位置情報サービス

鳴海淳義(編集部)2010年07月15日 13時12分

 ライブドアは7月15日、外出先にある場所やモノの情報を記録するサービス「ロケタッチ」を開始した。利用するにはlivedoor IDが必要。

 ロケタッチは米国のfoursquareなどに代表される「チェックイン」機能を備えた位置情報サービス。スマートフォンなどのモバイル端末に搭載されたGPS機能を使って、自分の訪問した場所を記録し、友人と共有するのが基本的な利用方法だ。

 実際に自分が訪問した場所を記録(タッチ)すると、地図上にアイコンが表示される。カレー屋ならばカレーのアイコン、ラーメン屋ならばラーメンのアイコンが自動で選ばれる。訪問先でタッチを重ねていくと、訪問頻度によって地図上のアイコンの大きさが変わり、自分だけのオリジナルマップができあがる仕組みになっている。

ライブドアの佐々木大輔氏ライブドアの佐々木大輔氏

 ロケタッチが従来のチェックイン系サービスと異なる点は、タッチの対象が場所や店舗に限らず、人や動物、目に入ったモノなども含まれるところだ。ロケタッチの企画を担当したライブドアの佐々木大輔氏は、「たとえば、きれいな桜の木、よくいるストリートミュージシャンなどもタッチすると面白い。タッチというのは、何かに触れた、見たという記録を残す感覚」と話す。

 タッチした内容によって「シール」という勲章がもらえる。同じ場所に何度か行くと銀色や金色のシールがもらえたり、夜中にたくさんタッチすると「ねてない」シールがもらえたりと、特殊な条件を満たすと現れるシールが約50種類あるという。ユーザーの自尊心をくすぐり、サービスを利用してもらうモチベーションを高める狙いだ。

  • みんなの地図

  • 自分の地図

  • もらったシール一覧

 サービスのコンセプトは、小学生時代のような世界観。自分だけの手書きの地図を作ったり、シールを集めたりした頃の感覚をさまざまな仕掛けで再現する。自分の行動を特定ユーザーに見せない「バリア」、自分の行動を誰にも見せない「ゆうれいモード」といったプライバシー機能も用意されている。

 foursquareと異なるのはリアルタイムな位置情報の共有を目的としていない点だ。自分や友人がよく行く場所、気に入っているモノなどを蓄積していくことで、自分にとって価値のある地図を完成させていくサービスにしたいという。

 主なターゲットは20代〜40代の男性。位置情報を積極的に公開できて、iPhoneなどのガジェットを利用することに慣れている人にまずは使ってもらうことを目指す。今後数カ月でシールの数を200種類まで増やす予定だ。8月にはiPhone/Android用アプリも公開する。

 ロケタッチはライブドアにとって、ブログサービス「nowa」以来、約3年振りの新サービスだという。foursquareは200万人に利用されているが、日本ではそれほど盛り上がっていない。同じようなサービスを日本で流行らせるにはどうすればいいか。4月からプロジェクトがスタートしたが、6月までは企画に時間を費やしたという。

 自分と友人の行動履歴から地図を完成させたり、シールを集めたりといったゲーム性を打ち出して差別化を図った。さらに地域のお店と連携したリアルなプロモーションを展開することで、折にふれてサービスを思い出してもらえるようにする。「営業が必要になるが実施する計画。泥臭く頑張ろうかなと思っている。ロケタッチで何人かの友人とつながっていると、自然と地図が充実していく。しばらく使っていなくても戻りやすいサービスだと思う」(佐々木氏)

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