EMCは米国時間7月6日、データウェアハウス技術の株式非公開企業Greenplumを全額現金で買収する計画であることを発表した。買収に関する金銭的条件は明らかにされていない。EMCは、Greenplumが「EMCの情報インフラストラクチャ事業における新しいデータコンピューティング製品部門の土台になる」と述べた。
企業および消費者の双方の利用者の間で、デジタルデータが増加の一途をたどっているのは明らかである。EMCは、分析処理にまったく新しく構築したアーキテクチャを用いるGreenplumを先見の明を持ったリーダーであると考えている。EMCの情報インフラストラクチャ製品部門担当プレジデント兼最高執行責任者(COO)であるPat Gelsinger氏は声明で次のように述べた。
データウェアハウス分野は変わろうとしている。Greenplumのセルフサービス型の消費モデルに加えて、同社の大規模並列処理が可能なスケールアウトアーキテクチャは、現存プレーヤーとの差別化と「大規模データ」分析に向かうこの業界におけるリーダー的地位の獲得を可能にする。Greenplumの市場をリードする技術は、EMCの仮想Private Cloudインフラストラクチャと統合され、今日の顧客に、明日の「大規模データ」問題に対する最善のソリューションを提供する。
EMCは、このたびの買収を、規制当局の承認を受けた後、第3四半期に完了する見通しであると述べた。EMCの2010会計年度のGAAPおよび非GAAPベースの業績に対する実質的な影響は見込まれていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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