IBMは米国時間7月1日、BigFixを買収する計画を発表した。BigFixは、スマートデータセンターに向けたIBMのビジョンをさらに推進するプラットフォーム技術を提供する予定である。買収条件は明らかにされていないが、Bloombergは、買収金額を4億ドルと報じている。
BigFixは、ノートPC、デスクトップ、サーバといった「コンピューティングエンドポイント」を企業が単一の視点から監視、管理、自動化できるようにするIT管理プラットフォームを提供する。
数分間に50万台のマシンに対して、ITポリシーに準拠しないデバイスを特定し、セキュリティ修正やソフトウェアアップデートを推奨することのできるインテリジェンス機能を搭載していることも特徴である。IBMの「Tivoli」ソフトウェア担当ゼネラルマネージャーを務めるAl Zollar氏は声明で、次のように述べた。
BigFixは、非常に複雑なグローバルネットワーク全体にわたって、最も時間のかかるIT業務の一部を自動化し、企業による時間、労働力、経費の大幅な削減を支援する。グローバルに分散したコンピューティングデバイスに対するBigFixのリアルタイムの可視性と管理機能は、IBMの既存の「Smarter Data Center」の各種製品を補完し、エンタープライズ構造にセキュリティを組み込むわれわれの能力を強化する。
同社は、今回の買収が、2006年以降11回目のセキュリティ関連分野における買収であるとも述べた。BigFixは、IBMのソフトウェアグループの一部となる予定である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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