今回紹介する「Tasko」は、タスク管理サービスとしては珍しく、1行ごとの入力フォームを持たない。タスクの入力は編集画面から一括する形になっており、その入力方法も見出しの後ろには「:」、各タスクは先頭に「-」をつけるなど、独自の記法に基づいている。メモ帳などに書き出した大量のタスクを流し込んで使うには便利そうだ。
本サービスの大きな特徴として、タグを用いてタスクを管理できることが挙げられる。タグは先頭に「@」をつける記法になっており、例えば仕事に関するタスクであれば「@仕事」、買い物であれば「@買物」など、自由に付けられる。これらのタグは画面の右側にリスト化されており、クリックすることで同じタグを付けたタスクを絞り込んで表示できる。ひとつのタスクに複数のタグも付けられるので、管理の自由度は非常に高い。
完了したタスクには横線が引かれるが、ここでも@doneというタグが使われる。このタグのみは固定されており変更はできない。また、リスト画面でタスク先頭の丸印をクリックすることにより、完了を示す横線を引くこともできる。
一般的なタスク管理サービスのように、重要度や締切日を設定するといった機能は用意されておらず、この場合もタグを使って管理することになる。つまり重要なタスクであれば自分で「@重要」といったタグをつけたり、日付タグをつけて管理するわけである。すべてがタグベースでの管理であり、自由度が非常に高い反面、マウスでチェックをつけていくだけの操作性を求めるユーザーは、やや馴染みにくいかもしれない。
とはいえ記法はシンプルで、Wiki記法やはてな記法のような複雑さはなく、すぐに馴染める。新たに手掛ける特定のプロジェクトについて、通常使っているのとは別のタスク管理サービスで管理したいといった用途において、意外とフィットしてくれそうだ。
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