ソフトイーサは6月7日、同社のVPN製品「PacketiX VPN」をオープンソース(GPL)化し、「筑波大学VPNプロジェクト(University of Tsukuba VPN:UT-VPN)」として提供を開始すると発表した。
同日より、ソフトウェア本体のダウンロード配布を開始し、ソースコードについては、6月9から11日まで実施される展示会「Interop Tokyo 2010」の展示ブースにおいて、先着でCD-ROM1000枚を配布する予定。ウェブサイトでは6月下旬にも配布を開始する予定。
PacketiX VPNは、インターネットなどのTCP/IPネットワーク上に、仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築するためのソフトウェアだ。ソフトイーサでは3月15日より最新版となる「PacketiX VPN 3.0」を販売している。
今回オープンソース化するUT-VPNは、PacketiX VPN 3.0から、一部、権利関係の問題によりオープンソース化することができなかった法人向け機能を除去したうえ、学術実験的なコードを追加したバージョンとなる。
ソースコードはC言語で記述しており、約21万行のプログラムコードで構成されている。GPLバージョン2のオープンソースライセンスに従い、誰でもソースコードをダウンロードして改造し、再コンパイルしたのち、配布、販売することが可能だ。
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