「『つまみぐい』の勉強なんていいのか?」と、タイトルを見ると驚くかもしれない。しかし、「今はこれがやりたい」という前向きな気持ちがあってこそ勉強したことが身に付き、継続できるのだと聞けば納得できる。学生時代「やりたくない」勉強をさんざんやらされて結局身に付かなかったという経験は、誰でも持っているだろうから。
本書はIT業界で働く人が対象のため、具体的な勉強法には「ソースコードから学ぶ」方法や、最新の技術文書を「翻訳して学ぶ」方法などがあげられている。しかし第5章の「勉強会に行こう」では、すでに開催されている勉強会への参加以外にも、自分で勉強会を始める場合の手順が丁寧に説明されており、勉強会に興味がある人なら誰にでも小さな一歩を踏み出す助けとなる。
また、家庭を持っていると勉強時間を確保すること自体が難しいが、実際に勉強をしている人は大勢いる。そのような人たちが、日ごろから気をつけていることや、家族から協力を得る方法などは、参考になると同時に励ましにもなるだろう。
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