CEREVOは5月18日、単体でのUstream配信が可能なデジタルカメラ「CEREVO CAM live!」を発売した。価格は1万9999円。前モデルの「CEREVO CAM」に動画撮影機能を加えたもので、既存のCEREVO CAMもファームウェアをアップデートすることでCEREVO CAM live!と同等の機能になる。
色はマットブラックとマットホワイトの2色展開。ラバーコーティングした新塗装で指紋が目立たなくなった。
CEREVO CAMは無線LANを内蔵し、電源オフでも自動的に写真管理サービス「CEREVO LIFE」に写真を転送できる機能を持つデジタルカメラ。後継機であるCEREVO CAM live!は動画撮影機能を追加し、さらに単体でのUstream配信を実現した。
HD画質(720p)の動画撮影が可能。オートアップロード機能を使ってYoutubeなどに自動転送できる。ウェブに掲載する動画に最適な「シーン繋ぎ撮影」も備えた。これは複数のシーンを撮影するだけで、カメラがシーンを繋いだ映像を生成する機能。音楽のプロモーションビデオのような動画が手軽に撮影できるという。
単体でのUstream配信を実現したのはデジタルカメラとして世界初だという。自分のUstreamのアカウントをウェブから登録しておけば、カメラのメニューから「ライブ撮影」を選んで撮影を開始するだけで、動画をUstream上で配信できる。
CEREVO LIFEもバージョンアップし、動画に対応した。Ustream配信のリモートコントロールもできるようになった。CEREVO CAM live!を離れたところに固定して撮影しているときに、手元のPCからカメラを操作し、動画配信を一時停止したり、再開したりするといった使い方が可能だ。Ustream配信中に内緒の話をしたいときなどに使える。一時停止中の画面はユーザーごとにカスタマイズできる。
内蔵のバッテリだけで2時間程度の連続配信ができるが、充電中の動画配信も可能だ。これとウェブからのリモートコントロールを組み合わせると、おもしろい使い方ができる。朝、自宅を出るときにCEREVO CAM live!で動画配信を開始しておけば、職場などからいつでも配信の一時停止、再開が可能だ。ペットなどを見守るのに使える。
Ustream配信に便利な「CEREVO CAM live! USTREAMセット」も同時発売する。価格は2万1999円で、専用三脚とワイドコンバージョンレンズ、4GバイトMicroSDHCカードがセットになっている。
CEREVOの開発スタンスは「お客さんと一緒にモノを作っていくこと」(CEREVO代表取締役社長の岩佐琢磨氏)。ウェブ上のユーザーの意見も積極的に商品開発に取り入れる。動画配信関連の機能については、Ustreamのヘビーユーザーからアドバイスを得た。そのときの企画会議の模様は動画で公開されている。ここから一時停止画像のカスタマイズやウェブからのリモートコントロール機能などが生まれたという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」