日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は4月15日、中国の大連とベトナムのハノイから統制IT基盤提供サービス「SecureOnline」上の仮想マシンに対してリモートデスクトップ接続してアクセスする際にローカルPCに近い操作ができることを実証したと発表した。
SecureOnlineはこれまで、在宅勤務で自宅PCからの接続、営業員がノートPCから接続するといった国内利用が中心だったが、最近では海外出張や海外現地法人との情報共有のため、アジア圏など海外からの利用を希望するユーザー企業が増えているという。しかし、通常国内であれば30ミリ秒以内とされている日本と海外との国際回線のネットワーク遅延が100ミリ秒以上あることから、快適に利用できる環境ではなかったとしている。
そこで、SecureOnlineのセンターにネットワーク高速化技術を導入。2〜3月に中国とベトナムで性能評価を実施し、海外からSecureOnlineを利用する際の通信性能を検証したという。
検証では、企業で一般的に利用されているWindows PCで利用可能なRDPを使用。海外のPCからSecureOnline上の仮想マシン(Windows Server 2003/2008 R2)に接続し、操作性能を測定した結果、高速化技術を取り入れたSecureOnlineを利用する場合に、海外からのリモートデスクトップ接続でも、文章のスクロールやキー入力においてローカルPCに近い操作を実現できるなど、十分実用に耐える性能向上が確認できたとしている。
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