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サイベース、金融市場向け高速データ分析基盤「Sybase RAP」最新版提供へ

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 サイベースは4月15日、金融市場向け高速データ分析プラットフォームの最新版「Sybase RAP - The Trading Edition R3」(Sybase RAP R3)を4月19日から提供することを発表した。最新版のSybase RAP R3では、従来製品に相当する「Standard」版に加え、より豊富な機能を持つ「Enterprise」版が新たに追加された。

 Sybase RAPは金融市場の膨大なリアルタイムデータと履歴データを保管、分析するためのプラットフォーム。特定のルールに基づいてコンピュータが自動的に注文するアルゴリズム取引に最適という。

 市場データを迅速に格納するインメモリのデータベース(DB)「RAPキャッシュ」と、大量データの格納と高速な分析、検索を行う「RAPストア」の2種類のDBをコアに、外部からの市況データを受け取る「フィード・ハンドラ」、受け取ったデータを変換、転送する「RAPパブリッシャ」、変換されたデータを読み込む「RAPサブスクライバ」、ウェブベースの管理ツール「オペレーション・コンソール」の各コンポーネントから構成される。

 最新版のEnterpriseは、RAPストアにVisual Numerics製の数値計算ライブラリ「IMSL C Statライブラリ」、数学関数の「C Math」が組み込まれたことが特徴という。各種の時系列関数や予測関数が使用できるようになったため、特定の時間のデータを任意の時間枠に分割して集計、演算できるという。「時系列の分析処理もDB内で行われるため、長期間の時系列分析の精度が上がり、金融アプリケーション開発の効率が向上する」としている。

 また、超大容量データのライフサイクル管理機能が搭載され、時系列的に新しい、頻繁に使われているデータを高速なディスクに配置し、時間の経過で古くなったデータは、大容量であまり高速ではないディスクに移動して長期保管するなど、データの鮮度や容量に応じたライフサイクル管理が可能となった。

 さらに、EnterpriseではDBのクラスタリング機能が強化され、無制限に追加して拡張可能になった。Standardの場合は、最大2台まで。

 税別価格は、マルチコアプロセッサ搭載ハードで利用する場合に適用される割引制度「マルチコア・スケーリング係数」が適用される。同係数は、OSで異なり、AIXとSolaris(SPARC)は25%、64ビットのLinuxとSolarisでは50%となっている。

 Standardは1コアあたり1120万円だが、同係数を適用すると、AIXとSolarisで840万円に、64ビットのLinuxとSolaris560万円になる。同じくEnterpriseは1コアあたり1960万円だが、AIXとSolarisは1470万円に、64ビットのLinuxとSolarisは980万円になる。

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