中国・北大方正集団の日本法人である方正は4月14日、中国語のウェブサイトやブログへの書き込みを自動分析するASP型サービス「Eagle's “i” Web Marketing(Eagle's “i”)」の販売を開始した。
Eagle's“i”は、管理画面上にキーワードを入力するだけで、キーワードに関する中国語サイト上の報道状況や書き込みを調査できるサービス。
中国語の口語や書き言葉を自動解析する自然言語処理技術や、ユーザーの属性や地域を特定するサイト解析技術のほか、北大方正集団のグループ会社である方正電子が北京大学と共同開発したインターネット分析システム「智思(ヂースー)」を組み合わせて書き込みを分析する。
方正によると、中国語に対応する複数検索エンジンの検索対象に加え、登録型のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などを分析対象にできるという。そのため、中国のインターネット利用者のうち、ブログや掲示板を利用する約2億9000万人ほぼすべての書き込みを調査できるとしている。
方正が選定した主要2000サイトについては、投稿日時や記事、書き込み内容を自動で要約する仕組みを持つ。また、投稿を時系列で定量分析したり、話題となっている地域を分析したり、情報がどのように伝達されたかをチャート化したりといった機能も利用できる。
価格は初期費用20万円、月額8万円から。これに共同PRが提供する広報評価レポートや、東京海上日動リスクコンサルティングが提供するリスクレポートなど、日本語でのレポートサービスなどをオプションとして追加できる。
販売開始時点では、管理画面の一部メニューのみ日本語に対応するが、7月にも全面日本語対応させる見込み。今後はTwitterへの投稿も検索対象にする予定だという。
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