社団法人日本電機工業会(JEMA)は3月19日、エアコンや冷蔵庫、洗濯機など白物家電の2009年度の実績と、2010年度の見通しを発表した。
JEMAによると、2009年度の白物家電全体の国内生産実績見込みは1兆5757億円で、前年度に比べて8.4%減少となる。エコポイント制度により冷蔵庫が前年度比14.5%増と2桁の伸びを示したが、昨夏の天候不順や前年の猛暑の反動によりエアコンが前年度比15.5%の大幅減に転じると予測している。
一方、2010年度の生産見通しは、前年比1.6%減の1兆5497億円。また、出荷見通しは全体で1兆9767億円と前年度比で横ばいの見込み。エコポイント制度が2010年12月まで延長されたのを受け、冷蔵庫、エアコンの需要増が期待できる半面、2009年度に出荷額が大きく伸びた空気清浄機がその反動で12.8%減少すると予想している。
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