「すべてを記憶する」というキャッチフレーズのEvernote。文書、写真、音声などあらゆるファイルを保存しておき、必要になったら取り出す。取り出す手段はたくさんあるので、時と場所を選ばずに利用できる。しかも、毎月40Mバイトまでのアップロードなら無料だ。本書はこの便利なサービスの解説書である。
Evernoteは、3月3日に日本語のプレビュー版が提供されたばかりだが、それよりずっと以前から、日本のユーザー数は右肩上がりだったそうだ。すなわち、すでに多くの人が使っていて、その便利さを実感している。その一方で、これから使ってみようという人には、どのように使えばEvernoteが便利なのか、いまひとつ分かりにくかった。
しかし本書では、登録方法などの基本的な操作方法から、種類別のファイル取り込み方法、Evernoteと組み合わせると便利なツールについても詳しく解説されているので、自分の目的に合った使い方を見つけやすい。
また、本書の購入者は、出版社サイトへの会員登録とアンケートへの回答が必要になるが、本書のPDF版を丸ごと無料でダウンロードできる。これをダウンロードしてEvernoteに入れておけば、操作方法を知りたいときに、すぐにEvernoteで検索できて便利だろう。
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