ブラウザ上で画像加工ができるサービスは数多く存在するが、その中で手軽さと高機能さを兼ね備えているのが「NAVERフォトエディター」だ。Flashをベースにしており、会員登録も不要で手軽に利用できる。
操作は、前回紹介した「PHOTOX」と同様、画像をアップロードしたのち任意の操作を実行し、最終的に完成した画像をダウンロード、という順序になる。対応フォーマットはJPEG、PNGのほか、レイヤーが利用できる専用のNPE形式の3種類。最大サイズは2000×2000ピクセルで、原寸表示のほか縮小表示も可能だ。
機能については、回転、切り取り、サイズ調整、各種色補正、範囲選択、移動、変形、バケツ、ブラシ、消しゴム、ぼかし、シャープ、モザイク、効果、テキストと多岐に渡る。前回紹介した「PHOTOX」と比較すると、バケツやブラシツールが利用できるほか、テキストの追記ができることが相違点だと言える。特にテキスト機能は、縁取りやドロップシャドウといった機能こそないものの、別レイヤー上で作業ができ、使い勝手にすぐれている。
利用可能なメニューは画面上部にアイコンでズラリと並んでいるので、直感的に分かりやすい。アイコンの種類はAdobe Photoshopなどで用いられている伝統的な形状であるほか、アイコンを補完する日本語ラベルがきちんとつけられていることもあり、初心者から上級者まで使いやすいインターフェースとなっている。もちろんヒストリー機能も備えるので、手軽に編集をやり直すことも可能だ。
また、同時に5枚までの画像を編集できるので、ある画像の一部をほかの画像に貼りつけるといった処理も可能。さらに「Flickr」から画像を直接読み込む機能も備えているなど、他のサービスとの連携も考慮されている。
機能的にはさすがにAdobe Photoshopには及ばないものの、スライダなどで直感的に操作でき、かつリアルタイムでプレビューされる点など、Adobe Photoshopよりも分かりやすいのではないかと思えることもしばしばだ。インターフェースにクセもなく、フリーの画像編集ソフトと違ってインストールも不要なので、Windows標準のペイントに物足りない人は、一度試してみてはいかがだろうか。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?