NECビッグローブ(BIGLOBE)は、外出先などからインターネット経由でオフィスのPCを操作できる「BIGLOBEリモートアクセスサービスLogMeIn」を1月21日に開始した。有料版と無料版を用意しており、無料版はBIGLOBE会員でなくても利用できる。
これは米LogMeInのリモートアクセスツール「LogMeIn」を日本市場向けにローカライズしたもの。専用のソフトウェアをインストールすることでリモートアクセスができるようになる。
無料版の「LogMeIn Free」では、遠隔地にあるPCのデスクトップ画面を表示し、接続先端末のアプリケーションが利用できる。たとえば外出先からオフィスのPCにインストールされたソフトを使って資料を作成することが可能だ。
有料版の「LogMeIn Pro2」では、LogMeIn Freeの機能に加えてリモート接続した端末同士でファイルやフォルダをコピー、移動、同期、共有できる。また、離れた場所にいる複数のユーザー間で画面を共有し、ファイルの閲覧や編集もできる。リモートアクセス先のPCにあるファイルをそのまま手元のプリンタで印刷するといったことも可能だ。有料版はBIGLOBEの会員登録が必要で、利用料金は月額995円または年額5700円。
無料版、有料版ともにWindows、Macといった異なるOS間でも利用できるほか、iPhoneなどのスマートフォンとも連携する。また、遠隔からでも電源のオン/オフが可能で、接続先のPCを常時起動しておく必要はない。
NECビッグローブでは2009年3月からトライアルサービスを実施していた。6割のユーザーが週に1回以上リモートアクセスを使用しており、利便性の高さなどに対する評価が高かったことから、本格的にサービスを提供することにしたという。今後3年間で120万台に無料サービスを提供し、有料版でも10万台、3億円の売上を目指している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」