ネットレイティングスは12月24日、ニールセン・ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の11月データをまとめたレポートを発表した。レポートによると、米国最大のSNS「Facebook」の日本における訪問者数が139万人に達し、2008年11月の36万人から、1年で3.9倍に増加しているという。
日本のFacebook、米国のFacebook、日本のmixiの利用状況を比較すると、日本のFacebookは、1人あたりの平均訪問頻度や平均利用時間といったロイヤリティに関する指標がほかの2サイトに比べて低く、日常的に利用しているユーザーはまだ少ないとみられる。訪問者の男女構成比でも、日本のFacebookのみ女性の割合が低い。
また、Facebookとmixiはともにサイト内でゲームやツールをアプリケーションとして提供しているが、日本のFacebookは、日本人向けのアプリが少ないためか、アプリの利用率が低くなっているという。
ネットレイティングスのシニアアナリストの鈴木成典氏は、「2008年5月の日本語版リリース以降、日本のFacebookは着実に訪問者数を伸ばしている。訪問者増加の要因は、ユーザーが新たなユーザーを呼び寄せた結果と考えられるが、今後も訪問者が増えることでSNSとして活性化し、さらに訪問者が増えていくといった好循環が生まれれば、mixiを脅かす存在になるだろう」と述べている。
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