買い物客はブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)を含む1週間に、多くの商品を購入した。しかし、最新の調査結果によると、値下げが原因で、2009年のブラックフライデーの売上高は、景気後退に陥っていた前年を下回ったという。
小売業界の分析を手がけるNPD Groupは米国時間12月9日、ブラックフライデーを含む1週間におけるテクノロジ関連売上高の調査結果を発表した。ホリデーショッピングの最初の山場であるこの1週間に、27億ドル以上がテレビやPC、ビデオゲーム機、カメラなどに消費されたが、この金額は前年同時期と比較すると1.2%減少している。ただし、これでも前年に記録した3.4%の下げ幅からは改善している。
実際の販売数では多くのカテゴリで前年を上回っているため、小売業者は自らの値下げ戦略に原因を求めなければならないだろう。販売台数で見ると、PCは63%増、Blu-rayプレーヤーは53%増、GPSユニットは15%増だった。
2009年は、ホリデーシーズンの値下げ競争が例年よりも早く始まった。Amazon.comとWal-Martは「iPod」や任天堂の「Wii」、HDTV、ネットブックを対象に大幅な値引きを行い、一部のケースでは、送料を大幅に値下げした。
しかし、これまでのところ小売業者が売上高という点で冴えないシーズンを送っているといっても、四半期の終わりまでには、まだ数週間ある。そして、大手小売業者のWal-MartとAmazonによると、ブラックフライデーとサイバーマンデーは両社の業績にとって重要ではあるが、通常、売上高が最も多いのは12月中旬だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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