光通信は11月4日、ベンチャー・リンクとの資本提携を解消し、保有する同社の全株式について、ベンチャー・リンクの筆頭株主である投資ファンドが実施する公開買い付けに応募することを決めた。
公開買い付けを発表したのはNISパートナーズ・ファンド1号投資事業組合で、現在ベンチャー・リンクの発行済株式総数の46.03%を保有する筆頭株主だ。この投資組合は、2月に投資事業を行うために組成された任意組合で、その組合員は投資事業やファンド運営事業を営むエヌ・アイ・ストラテジック・パートナーズ(業務執行組合員)、「中小企業に対するあらゆるサービスを提供できる体制を構築していく」というビジョンを共有する独立企業同士のネットワークとして創設された「中小企業振興ネットワーク」に参画する企業7社(一般組合員)により構成されている。
公開買い付けでは、ベンチャー・リンクの第2位株主である光通信が保有する全株式2100万株を買い付ける予定で、1株あたり16円、買い付け総額は3億3600万円を予定している。この公開買い付けが成立した場合、NISパートナーズ・ファンド1号投資事業組合は、ベンチャー・リンクの総株主の議決権の53.74%(発行済株式総数に対する保有比率は53.64%)を取得し、親会社になる見込みだ。
また、ベンチャー・リンクは東証一部に上場しているが、上場は維持される。なお、11月4日のベンチャー・リンクの株価は前日比1円高の16円(年初来高値は37円、同安値は14円)だった。光通信は前日比21円高の1750円(同2485円、1341円)。
ベンチャー・リンクめぐるこれまでの経緯は以下のとおり。
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