Amazonで次に書籍やCDの代金を支払うときには、簡単なフレーズと暗証コードさえあれば、支払いを済ませられるようになるかもしれない。
Amazonは米国時間10月29日、「Amazon PayPhrase」と呼ばれる新機能を公開した。この機能は、忙しい買い物客が自分の名前と住所、支払い情報を単一のフレーズと暗証コードに保存することを可能にする。オンラインチェックアウトカウンターでデータを入力しなくても、登録したフレーズと暗証番号さえ入力すれば支払うことができる。
フレーズは2つ以上の単語を含むもので、フレーズ全体の文字数は4〜100文字である必要がある。
PayPhraseを利用できるのはAmazonのほか、Amazon Paymentsでの支払いに対応しているすべてのオンライン小売業者で利用可能となる。これには、Buy.comやJ&R Electronics、DKNY、Car Toysなど、さまざまなサイバーストアが含まれる。
さらに、PayPhraseでは、ユーザーがAmazon Paymentsを利用するすべてのショッピングサイト上に自分のユーザー名とパスワードを保存することも不要になる。ただし、フレーズの登録と保持にはAmazon.comアカウントが必要となる。
PayPhraseは小売サイトごとに異なるアカウントの管理に苦慮している消費者に恩恵をもたらすだろう、とAmazonは考えている。
Amazon PayPhrase担当ゼネラルマネージャーであるMatt Williams氏は声明で、「PayPhraseは、ユーザーがウェブ上のさまざまなサイトで買い物をする際に利用する多数のユーザー名とパスワードを管理することの煩わしさを解消する」と述べた。「PayPhraseでは、1つのフレーズと1つの暗証番号さえあれば、オンライン決済を行うことができる」(Williams氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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