日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は10月28日、電子黒板を利用する教職員向けコミュニティサイト「スタボひろば」を開設した。料金は無料。
スタボひろばは、教職員が効果的に電子黒板を活用できるように、日立ソフトの電子黒板「StarBoard」にも対応するデジタル教材を提供する。加えて、電子黒板一般の理解を深めるために、操作方法や活用事例も紹介する。日立ソフトによると、「電子黒板の操作に慣れるまで時間がかかる」「デジタル教材を実際に、どのように使って良いか分からない」など、電子黒板を利用する教職員の課題に対応しているという。
提供されるコンテンツ「お役立ち教材部品」では、授業で使うデジタル教材約60点と、デジタル教材の部品であるクリップアート約180点を無償でダウンロードできる。初めて使う教職員向けに、各利用シーンでの使い方や手順などを説明しているという。
このほか、実際に電子黒板を用いた授業を紹介する動画や、デジタル教材の更新情報に関するメールマガジンの配信などのサービスを提供する。また、教育に関する有識者へのインタビューやコラムなどを11月以降に掲載する予定だ。
日立ソフトは2010年度以降、コンテンツメーカーや教育機関と連携を図りながらデジタル教材を約120点、クリップアートを約400点にまで増やす予定だ。加えて、日本での販売実績やノウハウをもとに、海外ユーザー向けにもコミュニティサイトを開設したい考えだ。
StarBoardは10月時点、国内での累計販売台数が約1万台にのぼる。このうち7月に発表した「StarBoard PX-DUO-50(学校ICTモデル)」を含む学校向けモデルが約6000台を占めているとしている。
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