Amazon.comは米国時間10月15日、商品を早く受け取りたいと考える顧客に向けた、いくつかの新しいオプションを発表した。
ニューヨーク、フィラデルフィア、ボストン、ワシントン、ボルチモア、ラスベガス、シアトルの各都市、および「一部の周辺地域」への配送を希望するAmazonの顧客は、商品を注文した当日に受け取ることができるようになる。同サービスは、シカゴ、インディアナポリス、フェニックスにも「今後数カ月以内に」提供される予定である。
Amazonは、これらの都市に住む顧客に対し「数千もの商品」が対象となると述べた。「Local Express Delivery」という名称の新しいオプションは、購入した商品の種類によって価格が異なる予定である。年会費79ドルを支払い、無制限に翌々営業日配送を指定することのできるAmazon Prime会員の顧客は、1商品あたり5.99ドルを支払うことにより、同サービスを利用することができる。
注文した当日に商品を受け取るには、顧客はその都市の締め切り時間までに商品を購入しなければならない。例えば、ニューヨークでは米国東部時間午前10時まで、シアトルでは太平洋時間午後1時までに注文する必要がある。その他の都市の締め切り時間は、午前10時から午後1時の間でそれぞれ設定されている。Amazonによると、各対象商品の詳細ページに締め切り時間が記載される予定であるという。
またAmazonは、土曜日配送(Saturday Delivery)オプションを拡大した。その都市の締め切り時間前に商品を注文した顧客が、翌々営業日配送(Two-Day Shipping)を選択した場合、商品は土曜日にも配送される。Amazon Prime会員は、追加料金なしで土曜日に商品を受け取ることができることになる。それ以外の顧客は、商品購入時に該当する配送料を支払う必要がある。
またAmazonは、翌営業日配送(Overnight Shipping)にも土曜日配送のオプションを提供する。この場合も、その地域の締め切り時間前に商品を注文する必要がある。Prime会員以外は、標準の翌営業日配送料に加えて3ドル、Prime会員は6.99ドルを支払うことにより、金曜に注文した商品を翌日の土曜日に受け取ることができる。
一部の都市でのみ提供されるLocal Express Deliveryとは異なり、Amazonの土曜日配送はすべての地域で提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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