開発者は、「Wolfram|Alpha」の検索結果を自分のアプリケーション内に追加できるようになった。Wolfram|Alphaは米国時間10月15日、同社のAPIを公開して、オープンなアクセスを可能にした。これにより、開発者はWolframシステムにクエリを送信し、データや計算、リッチメディアなどの検索結果を組み込むことが可能になった。
Wolfram|Alphaはこの新しいAPIに関するブログ記事を投稿したが、例となるアプリケーションは示されていない。ただし、WolframのSchoeller Porter氏によるこの投稿では、「計算生物学による癌の研究」から「現在の気候状況に基づく生ビールの最適な温度の特定」まで、プログラムでWolfram|Alphaを利用するための開発者向けのアイデアは提示されている。
Wolframの広報担当者は、近く公開予定の「iPhone」向けWolframアプリケーションの開発においても、内部で新APIを利用していることを認めた。
このAPIへのアクセスは無料ではない。利用コストは、ボリュームと利用目的によって異なる。1000回のAPI参照を提供する最も安価な開発者プランは、60ドルを1回支払えば利用可能で、追加要求が1回発生するごとに0.08ドルが加算される。月額プランは、2万5000回のリクエストが可能な2000ドルのプランから、1000万回のリクエストが可能な22万ドルのプランまで、さまざまなものが用意されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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